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ストローを無くすより・・・ [環境保護]

ここ最近、プラ製のストローやレジ袋を廃止する動きが出てきていますね。

それはなぜか。
海中のマイクロプラスチック(MP)による汚染問題に対処するため。

そうですよね。
そもそも、最初からプラスチックを使わなければ
回収されずに海に流出したものがMPになることはないですから。


日本は、プラスチックのリサイクルにおいては
世界でも優秀な成績を誇っているのだとか。

しかしその一方で、現在、海中を漂うMPの発生国としても
順位は低くないそうです。

日本周辺海域のMP量は

1平方キロメートルあたり100万個

太平洋全体の平均が1平方キロメートルあたり10万個ほどなので
圧倒的な数字です。


ショックです...


もちろん、日本だけが排出したものではありませんが
その海域の海産物を日々口にする我々日本人は
それだけ汚染の影響を受けるということです。

早々になんとかしなければいけない大問題ですよね。
そこで始まったのが、ストローやレジ袋の廃止運動というわけです。

が。

聞くところによると
ストローやらレジ袋が占める、全MP量における割合は
1%にも満たないのだとか。

だとしても、何もしないよりはマシでしょう。

しかし、なんのためにそれをするのか・・・と考えたときに
果たして、現在とるべき最良の策といえるのかどうか
「1%未満」という数字を聞いた時点で疑問を感じてしまいました。


誰が出した、どーだ、あーだ・・・責任を押しつけ合うのも結構ですが
わたしたちの子供や孫の世代、その先の世代のことを考えて
今、いちばんにすべきこと。。。それは

海中のMPを増やさないこと

単純明快です。
簡単なことではないけど...

でも、とにかく一刻も早く行動を起こすことが大事!


ということで、以前にニュースを読んでいいなと思ったのが
ゴミ拾いボランティアNPOのグリーンバードの活動です。

”KEEP CLEAN, KEEP GREEN.”を合言葉に活動する団体で
ゴミに対する意識向上を目指して各地で清掃活動を行っています。

個人や企業とのコラボ企画なども開催していて
大きなイベントのあとの街中のゴミ拾いや定期清掃など
みんなで楽しく活動し、その輪を世界にも広げています。

このグリーンバードは海岸のゴミ拾いにも力を入れていて
海洋プロジェクトを通してMP汚染問題を訴えるなど
これからの海洋MP対策をリードする頼もしいNPOです。


海岸に落ちているペットボトル1本=約30g

太平洋の1平方キロメートルあたりのMP10万個=約10g

この数字を見れば、海岸のゴミ拾いがどれだけ重要か
一目瞭然ですよね。
(そもそもゴミを捨てるな!という話ですが...)

ストローやレジ袋排除よりも、効果てきめん!


もちろん、MPを増やさないようにするだけではなく
同時に、今あるMPを除去することも考える必要があります。
むしろ、いちばん緊急性が高いでしょう。

一刻も早くその技術を確立して
問題解決に向けて有効な行動をとることができるよう
世界で協力していくことが大事だと思います。


とりあえず・・・
私にできることはなにか。
考えて行動しようと思います。







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